【Fluid Framework】Fluid Frameworkのプレビュー版を試してみる
こんにちは。
今回は去年のIgniteで公開された、Fluid Frameworkの公開プレビュー版が、
年明けくらいから私の検証テナントで利用できるようになったので色々試していきたいと思います。
非公開プレビューというのもあるのですが、企業向けのプレビューらしく、
個人で申請したらダメと言われました…。
事前準備
Fluid Frameworkがまだ利用できない方は、
公式の「Microsoft 流体フレームワークプレビュー–アクセス管理」を確認してください。
以下コマンドでFluid Frameworkのサービスプリンシパルが登録できるようです。
New-AzureADServicePrincipal -AppId 660d4be7-2665-497f-9611-a42c2668dbce -DisplayName 'Microsoft Fluid Framework Preview'
サービスのプラットフォームを見てみる
以下URLでFluid Frameworkのプレビューにアクセスできます。
https://fluidpreview.office.net/

早速新たにファイルを作成してみたいと思います。
どこにファイルを作成するか選べるようですね。
別アカウントと同時編集の検証もしてみたいので、
権限のあるSPOサイトを指定します。

UIはかなりシンプルなようですね。

今回はSPOサイトを指定しましたが、ファイルはどんなかんじなのでしょう。
見てみると既定のドキュメントライブラリに新たに「Fluid Preview Docs」というフォルダが切られていました。
ファイルの形式は「.fluid」でした。

ファイルを同時編集してみる
それでは目玉機能である同時編集を検証してみましょう。
右上のユーザー追加ボタンをクリックしてテストユーザーを追加してみます。
テストユーザーはサイトに編集権限を持たせています。

SharePoint の共有と同じように権限を指定できるようです。
これはありがたい。

送られてきたメールからリンクを開くと、
ファイルにアクセスして同時編集することができました。

同時編集するための敷居は低いようです。
これなら一般ユーザーでも簡単に利用できますね。
左側のボタンの機能を見てみる
次に各機能を見ていきましょう。
まずは左側に小さく出ているアイコンたちから見ていきます。
メンション
エディタ上で「@[ユーザー名]」と記載することでメンションを飛ばせます。
絶対にしゃべりたくない相手とのコミュニケーションに必須です。(笑)
後は役割分担などに利用することもできそうですね。


直近の編集履歴ボタン
直近の編集前の情報を保持していました。
ダブルクリックすることでそのタイミングのファイルを読み込めます。
Ctrl+sで更新することが出きます。

新規ファイル
これはその名の通り新規ファイルを作成するためのボタンです。

エディタの機能
+ボタンからコンポーネントを見てみると、
エディタの機能自体はまだ充実していないようです。
簡単なリストなどを作れる程度でしょうか。
今後色々なMicrosoft製品と連携して色々できるようになると思われます。

終わりに
その他機能は公開プレビューではまだ制限されているようですので、
今回は以上となります。
カンファレンスではWordを同時編集しているように見えるのですが、
探してもやり方がわからない。。。
おそらく公開プレビューにはないです。
もし企業向けの非公開プレビューを利用したい場合、
こちらのフォームから申請を行えばいいようですので試してみてください。
それではまた。
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